2012/11/25

今週の「東北魚図鑑」11/25〜



















アンコウ
学名:Lophiomus setigerus
英名:Blackmouth Angler

日本で食べられるアンコウは2種類。
アンコウとキアンコウです。
市場ではトクに区別されず、「アンコウ」と呼ばれます。

この図鑑では、アンコウを取り上げました。

インド洋、太平洋全域の水深500mまでの深海に棲息。
全長40cm前後。
キアンコウはもっと大きく、メスは100〜150cmになります。

擬餌状体という誘引突起による待ち伏せ型の捕食魚。
海底の砂に潜り、誘因突起を出して揺らし、
これをエサだと思って寄ってきた魚を丸呑みにします。
なので、口はやや上を向いています。

アンコウといえばアンキモ。
この肝が肥大化する11月〜2月が、
いちばんおいしい時期とされています。


2012/11/18

今週の「東北魚図鑑」11/18〜



















ハタハタ
学名:Arctoscopus japonicus
英名:Sailfin Sandfish

秋田県の県の魚。
秋田では、雷の鳴る11月頃に獲れるので、
「カミナリウオ」とも呼ばれます。

昔から200年間に渡って、秋田では豊漁が続いていたのだけど、
開発による海洋環境変化や乱獲で数が激減・・・
平成4年からの自主禁漁や稚魚の放流によって、
最近では少しずつ数が戻ってきているようです。

ハタハタの卵巣は「ブリコ」と呼ばれて、とってもおいしい。
おなかにブリコを持ってるかどうかで、値打ちがちがう。

産卵期、晩秋から冬にかけて、深海から浅瀬の藻場に集まり産卵します。
ハタハタ漁はこの産卵期に行われます。

ハタハタを塩漬けにして発酵させたものが
「しょっつる」と呼ばれる魚醤になります。

生息域は日本海、オホーツク海、アリューシャン列島など太平洋北部。
体長20cm。

2012/11/11

今週の「東北魚図鑑」11/11〜



















アカグツ
学名:Halieutaea stellata
英名:Starry Handfish

正面から描くと、
腹ビレが足みたいに見えて宇宙人みたい(笑)

ダイバーさんたちに大人気♪

ちょっとフィギュア作りたくなるなぁ(^^;

体長20〜30cm。
岩手県からインド洋まで広く棲息。日本海にもいます。

「赤靴」と漢字で当て字されているけど、
「くつ」というのはそもそも「ヒキガエル」の意味・・・
「赤いヒキガエルみたいな魚」というのが名前の由来です。

骨と皮ばかりで食べられる部分はちょっぴりらしいです。
だから流通はしてないでしょうね。

2012/11/10

カレンダー封入なう



















2013「化石水族館」カレンダー、
続々ご注文いただいております。
ありがとうございます。

個展用に先に封入していた分がなくなりましたので、
追加分を封入作業しているところです。

現在、ご注文いただいてる品物については、
発送を少々お待ちいただいております。
ゴメンナサイ。

今日明日中には発送可能となります。
しばらくお待ちくださいませー(^^;

2012/11/09

アオザメ






















こわくないサメ図鑑2

アオザメ
学名:Hiyaase taraari

2012/11/08

メガマウッス




















こわくないサメ図鑑1

メガマウッス
学名:Megamatte kimochiwaroo

2012/11/04

今週の「東北魚図鑑」11/4〜



















アブラボウズ
学名:Erilepis zonifer
英名:Skilfish

見た目は普通のサカナなんだけど、
水深400〜1000mに生息する深海魚。

脂ののった甘みのある白身はおいしいのだけど、
多量の脂質(グリセリド)を含んでいるので、
たくさん食べると下痢などを起こします。
とくに、脂質分解酵素の乏しい体質の人は要注意です。

一部の地方自治体では、
腹身を含む部位を一食につき刺身で60g以上、
焼き身で120g以上食さないように・・・
なんて行政指導が出るほど(笑)

とはいえ、毒ではないので、食べすぎなければOK。
神奈川県や静岡県の港では「おしつけ」の愛称で珍重されてます。

「おしつけ」というのは、
御殿女中の使っていた言葉で毒味をすること。
脂が多くて下痢をすることがあるから、
「毒味をする魚」の意味で呼ばれてたみたいです。
でも、小田原では高級魚(笑)

熊野灘以北の太平洋側、ベーリング海、中部カリフォルニアに生息。
体長1.5m。

2012/11/03

カレンダー通販開始



















2013年化石水族館カレンダー。
通販開始しています。

来年も週めくりカレンダーです。
今回の「化石水族館」には、
古代カンブリア紀から白亜紀を生きた魚たちを描きおろしました。
現在ではすべて絶滅している魚類54種類です。

大きさ:100×148mmが27枚(両面印刷)
紙:  アートポスト紙180kg
印刷: オフセット印刷
価格: プラケース付き1200円/ プラケースなし1100円
送料: 1〜2部160円

54種類のイラストすべてをご覧になりたい方は、
e-spaceのWEBギャラリーへどうぞ・・・
e-space WEB Gallery 077

お求めはいつものこちらへ
ぼくのすいぞくかん アットクリ支店

2012/11/01

WEB展始まりました











「化石水族館WEB展」始まりました。

URLはこちら
http://www.i-e-space.com/

WEB個展77/「化石水族館WEB展」をクリックしてください。

11/15まで・・・なんだけど、
じつは「過去のWEBギャラリー」に行けばいつでも見られます。

お楽しみください(◎^-^◎)