2011/07/31
今週の「幼魚図鑑」7/31〜
モンツキハギ
学名:Acanthurus olivaceus
英名:Orangespot Surgeonfish
成魚は個性的な模様してるんですけどね・・・
幼魚は全身黄色でなんだか芸がない感じ(笑)
むしろ幼魚はこんなに黄色じゃ目立ってしょうがないように思えるんですが、
じつは理由があるのだとか・・・
同じように全身黄色い、ヘラルドコガネヤッコってキンチャクダイの仲間がいます。
この魚、警戒心がものすごく強いらしくて、危険をすぐに察知して岩陰に隠れちゃう。
捕食側の魚にとっては、なかなか捕まえられないめんどうなエサというわけで、
黄色い魚は狙わないように学習するんだそうです。
つまりヘラルドコガネヤッコと同じように全身黄色なら狙われにくいというわけです。
・・・って、ホントかなぁ?
魚ってそこまで先読みできちゃうもんですかね?(笑)
ましてや、
ヘラルドちゃんのマネしてたら安全かも・・・ってそんな情報どうやって入手できるんでしょうか?
人間の思考や行動パターンを魚など他の動物に当てはめるのは、
かなりムリがあるんじゃないかなぁ・・・(^^;
2011/07/24
今週の「幼魚図鑑」7/24〜
ミツマタヤリウオ
学名:Idiacanthus antrostomus
英名:Pacific Blackdragon
大好きな深海魚ベスト10に入ります。
・・・とはいっても、1位から10位まで決まっているわけではなく、
なんとなく10以内のどこかに入りそうって感じです(笑)
イメージしてるモノよりずっと小さくてガッカリしちゃう深海魚の中でも、
この子は大きい方です。
メスで50cm(笑)
オスはもっと小さくて10cm。
「ドラゴン」なのに・・・ちっちゃいなぁ(笑)
でも、最近知名度を上げたのは奇妙な幼魚の形態。
目がすっごく飛び出てる!!Σ(◎_◎!)
この姿で生活しているのは表層で過ごす幼体での期間。
成長して、だんだん生息深度が深くなるにつれて、
目は少しずつコイル状に巻かされてゆき、
最後には顔に完全に付着して、成体時にはその部分の痕跡は消えます。
幼魚と成魚の姿があまりにもちがいすぎるので、
かつての幼魚は「スチロフタルムス属」という属に分けられていました。
「ミツマタヤリウオ」という名前は、この幼魚時代の姿から付けられているようです。
2011/07/21
海のモノ展10
2012カレンダー
来年のカレンダーは「東北魚図鑑」
東北地方で見られる魚たちを集めました。
東北の魚たちに笑顔がもどる頃にはきっと、
東北のみなさんの顔にも笑顔がもどっているはず・・・
そんな願いを込めて、笑顔の魚たち54種類を描き起こしました。
その中から、気に入ってる魚をピックアップ
2012年のカレンダーの収益分はすべて、
福島県いわき市の水族館「アクアマリンふくしま」に寄付いたします。
先日の営業再開のニュースはホントにうれしかったです。
これからも応援したいです。
寄付先についてはいろいろ考えました。
大きな寄付支援団体に託して、寄付金を停滞させるのはイヤですし、
やはり直接お世話になっている水族館を直接支援したいと思いました。
ご理解お願いいたします。
寄付の報告はこのブログでお知らせします。
・・・って、いや、まだ集まっていないのでなんとも言えませんが(笑)
みなさん、ご協力お願いいたします。
ところで、カレンダーの販売ですが・・・
海のモノ展初日には間に合いませんでした。
ゴメンナサイ(T▽T)
23日に入荷予定です。
カレンダー目的の方、23日以降に遊びに来てくださいね。
ボクは24日(日)、26日(火)に、ギャラリーにおります(●^-^●)ノ
2011/07/17
今週の「幼魚図鑑」7/17〜
クロスズメダイ
学名:Neoglyphidodon melas
英名:Bowtie Damselfish
幼魚と成魚でこんなに正反対に色彩がちがうのってスゴイですね。
この幼魚に、クロスズメダイって名前もどうかと思いますよね(^^;
じつは・・・
大昔の図鑑には幼魚に「キンセンスズメダイ」って名前がついてたらしいです。
別種だと思われてたんですね(笑)
そういう例はいくつかあります。
オスとメスでちがう種類と思われてたヤッコもいるし・・・
そういうわけで、
親の名前の「クロスズメダイ」を名のることになった白い幼魚です(笑)
ちょっと迷惑って思ってるかも(^m^)
白から黒にどんなふうに変化するのか?
水槽で飼って見てみたいですねー。
2011/07/15
アクアマリン営業再開
営業再開、おめでとうございます。
ボクの大好きなアクアマリンふくしま、
本日からオープンです。
正直、こんなに早くオープンできるなんて思ってなかった(笑)
スタッフのみなさんのガンバリのおかげですよね。
ありがとうございます(●^-^●)
また近いうちに遊びに行きますねー♪
アクアマリンふくしま
アクアマリンふくしまの復興日記
2011/07/10
今週の「幼魚図鑑」7/10〜
ギチベラ
学名:Epibulus insidiator
英名:Slingjaw Wrasse
大槻ケンヂさんです(違)
いや、両眼に黒線入ってるから「ダブルケンヂ」さん(マテ
正面から見ると丸いサングラスかけてるみたいになって、
香港マフィアさん(笑)
・・・と、かなり見た目が個性的なベラの仲間。
最近やたら有名なのが、伸びる口です。
だいたい、魚の口は開くと前に飛び出すような構造になってるんですが、
ギチベラ先生の場合は極端です。
どのくらい伸びるかというと・・・
このくらい
動画あり♪
奄美諸島より南の、太平洋、インド洋のサンゴ礁域の浅瀬に生息。
あ、「幼魚図鑑」なのに、ぜんぜん幼魚の話題がないや(笑)
幼魚・・・カワイイでしょ♪(それだけか)
2011/07/04
海のモノDMできました
「海のモノ展10」のDMできました。
毎年、メンバーの日下祥子さんが描いてくれる海の生きもの・・・
今年は何かなー?と・・・毎年楽しみなのですが、
今年はなんとなく予想できた。
きっと、東北の海の生きもの描いてくるだろうな・・・って・・・
ダンゴウオかな?・・とかも考えたけど、
そんなメジャー路線を突いてくる彼女ではなかった(笑)
今年はアイナメです(◎^-^◎)
しぶい!!さすがだ(笑)
今年は、ワークショップはないけれど、
海のモノカフェには力を入れたいと・・・
食い意地の張ったスタッフがあれこれ考えているようです。
お楽しみに♪
東北支援にも力を入れてますよー。
ぜひ、お越しください。
「海のモノ展10」〜海はつづくよどこまでも〜
7月21日(木)〜7月26日(火)12:00〜19:00(最終日は16:00まで)
ギャラリー スペーススプラウト
〒155-0031 東京都世田谷区北沢2-39-6
Tel.03-3468-2146
2011/07/03
今週の「幼魚図鑑」7/3〜
イソモンガラ
学名:Pseudobalistes fuscus
英名:Yellow-spotted Triggerfish
(Blue-and-gold Triggerfish, Bluelined Triggerfish, Blue Triggerfish)
最初は、コントラストの強い幼魚の虫食い模様が好きだったけど、
成魚の細かい黄色斑点模様もしぶくて好きになりました。
あ、いやいや・・・他の魚に比べれば十分派手ですけど(笑)
和歌山県以南の南日本、インド・西太平洋熱帯海域、水深50mより浅いサンゴ礁に生息します。
イラストの幼魚はかなり幼い幼魚です。
少し成長して、若魚になると、青地に黄色いラインの虫食い模様になります。
あらゆる生きものの体の模様は、すべてにルールがあって数式で表せるんだと、
何かで読んだ記憶があります。
複雑な模様でも、たくさん絵を描いているとパターンを覚えます。
だから、数式っていうのもわかる気がする。
ジンベエザメの斑点の並び方だって、ナポレオンフィッシュの虫食い模様だって、
決まったパターンがあるんですよ。
フフフのフ(◎^-^◎)
登録:
投稿 (Atom)