2013/04/21

今週の「化石水族館」4/21〜



















ケイロレピス
学名:Cheirolepis sp.
硬骨魚綱 条鰭亜綱 パラエオニスクム目 体長55cm

初めてしっかりとした背骨、胸ビレ、腹ビレと頑丈なアゴを持った魚類
・・・というか、生物史上最初の「脊椎動物」と言われています。
背骨は体を支えるだけでなく、
カルシウムなどのミネラルを蓄えるための貯蔵庫でもあり、
神経の働きや心臓や筋肉の動きを
さらに安定させることができるようになりました。

頑丈なアゴは大きく開くことが可能で、
自分の体長の2/3もの大きさの魚でさえ呑み込むことができたそうです。

というわけで当時の水中生物の頂点に君臨する肉食魚となり、
現在のほとんどの魚が属する硬骨魚類の先祖にあたります。

2 件のコメント:

kazz さんのコメント...

ご先祖様〜!
凶悪なイワナって感じの魚ですね。
ちょっとデカイし!
胸ビレの肉肉しさもイカス感じです!
これは川の魚ですか??

たろ さんのコメント...

>kazzさん
これぞ、脊椎動物のご先祖さまです(^-^)
イワナっぽいですか?(笑)
体の模様は、絵描きの好きに描けますからねぇ・・・
ボクは、肉食恐竜をイメージして、
こんな模様にしてみました(^^;

現在のカナダ、イギリスの淡水域に生息していたようです。