2012/11/18

今週の「東北魚図鑑」11/18〜



















ハタハタ
学名:Arctoscopus japonicus
英名:Sailfin Sandfish

秋田県の県の魚。
秋田では、雷の鳴る11月頃に獲れるので、
「カミナリウオ」とも呼ばれます。

昔から200年間に渡って、秋田では豊漁が続いていたのだけど、
開発による海洋環境変化や乱獲で数が激減・・・
平成4年からの自主禁漁や稚魚の放流によって、
最近では少しずつ数が戻ってきているようです。

ハタハタの卵巣は「ブリコ」と呼ばれて、とってもおいしい。
おなかにブリコを持ってるかどうかで、値打ちがちがう。

産卵期、晩秋から冬にかけて、深海から浅瀬の藻場に集まり産卵します。
ハタハタ漁はこの産卵期に行われます。

ハタハタを塩漬けにして発酵させたものが
「しょっつる」と呼ばれる魚醤になります。

生息域は日本海、オホーツク海、アリューシャン列島など太平洋北部。
体長20cm。

6 件のコメント:

みもざ さんのコメント...

男鹿の水族館に行くと
少々薄暗い水槽の中に
生きたハタハタが見られます。

ウチ方面でも獲れるのですが
湯上げにして食べるのが最高に美味しいと
海辺の人達は言います。
内陸の人間はあまり食べないのですが
私はハタハタ寿司(なれ寿司)が大好きです(笑)

雷 さんのコメント...

ここ数年の疑問ですが、
なんでブリの卵でもないのにブリコになったのでしょうか?(笑)

ハタコの方がそれらしくないですか?(笑)

たろ さんのコメント...

>みもざさん
ハタハタが泳いでいる写真ってすっごく少なくて、
たしか男鹿水族館の写真しか見つからなかったです(^^;
イラストはなんだか、干物が泳いでるみたいになって、
ハタハタさんに申し訳なく思ってます(笑)

やっぱり、秋田が多いんですね。
生息域がすんごい偏ってますよねー(笑)

ハタハタ寿司ってどんなんだろう?
(◎^-^◎)

たろ さんのコメント...

>雷さん
生のハタハタを焼いた場合は、卵はプチプチなんだけど、
塩漬けや味噌漬けにした場合は、
卵の皮がゴムみたいに硬くなって、
噛むと「ブリッブリッ」っていう音がするんだって、
それが「ブリコ」の由来だそうです。

または、
昔水戸の藩主が秋田に国替えになって、
ブリの料理で正月を迎える習わしであったところを、
ブリがとれないのでハタハタで代用したそうで・・・
その卵を「ブリ子」と名付けたという話もあるようです。
(◎^-^◎)

みもざ さんのコメント...

ハタハタ寿司は飯寿司で、
いわゆる発酵食品です。
食べると酸っぱいの。

ブリコ
本当に硬いんですよ、卵の皮
ブリブリッ音がします(笑)
真面目な話、ゴム毬(ボールじゃなくて毬という感じ)を
食べてる気分になります。
ゴム毬は食べた事無いけど(爆)

たろ さんのコメント...

>みもざさん
発酵してるタイプのお寿司・・・
じつは食べたことないのです(^^;
好き嫌いがあるって言うよねー(笑)

5月頃に秋田料理のお店で、ハタハタの塩焼き食べました。
卵がプチプチおいしかった♪
でも、そのゴム毬状のブリコはたべたことない。
(^^;