2013/05/26

今週の「化石水族館」5/26〜



















パンデリクティス
学名:Panderichthys sp.
硬骨魚綱 肉鰭亜綱 四肢様動物上目 パンデリクティス目 体長90-130cm

まちがいなくユーステノプテロンよりも極めて両生類に近いのが、
このパンデリクティスとティクターリクです。
どちらがより両生類に近いか?はまだ論争中のようです。

体や頭部は細長く、上下に平べったい形をしています。
目は頭の上に付き、背ビレはなくなっています。

2008年には、胸ビレの中に指のような骨があるのが発見されました。
水深の浅い水中では、胸ビレは泳ぐだけに使われるのではなく、
水底に押しつけて体を起こし、
周りの様子をうかがう時にも使われたのでしょう。
指はこうしてできたのかもしれません。

2 件のコメント:

kazz さんのコメント...

まさに手足の起源ですね。
背びれがないだけでぐっと両生類に寄った感じがします。
いつもながら外見だけでなく臓器がどうなっていたのかが
知りたいです。(笑)

たろ さんのコメント...

>kazzさん
この子はホントにトカゲみたいな体をしてますよねー。
手足がヒレになってるだけで・・・

指の起源の話は、
資料として見つけたサイトの中に書かれていた記述なんですが、
なるほど!と思いました。

臓器についての記述は見つかりませんねぇ(^^;
肺とエラと両方持っていたみたいですけどね・・・
臓器マニア?(笑)