2013/05/19

今週の「化石水族館」5/19〜



















ダンクレオステウス
学名:Dunkleosteus sp.
板皮上綱 節頸目 ディニクティス上科 体長500-900cm

大昔の絶滅した魚類というと、
このダンクレオステウスを思い出す方が多いみたいです。
恐竜といえばティラノサウルス・・・みたいな感じでしょうか。
ダントツ人気。

日本では、かつては科名呼称の
ディニクティスの方が図鑑に記載されていたので、
「ディニクティス」と覚えている方も多いかもしれません。

頭部と肩は甲冑のように硬く重い装甲板で覆われていました。
互いに重なり合っていましたが、ボールジョイントみたいな蝶番もあり
ある程度動かすことができたようです。

巨大な歯のように見えるのは、じつはプレート状に発達したアゴの骨です。
板皮類にはまだ歯が発達していませんでした。

頭部の甲冑は頑丈なので、多く見つかっているのですが、
体の後半は軟骨主体だったようで、見つかっていません。
なので、多くある復元図は後半部がさまざまです。

重い頭部のおかげで泳ぎは緩慢だったとうい説もあるようですが、
ボクはむしろ重い頭部のために
強力な尾ビレと胸ビレを持っていたんじゃないかと・・・
こういうイラストにしました。

4 件のコメント:

kazz さんのコメント...

ダンクレオステウス、馴染みないけど
見た魚!と思ってたらそうだったんですね〜。
かなり好きな魚です〜!!
この大きな胸ビレもしっくり来てます!!

たろ さんのコメント...

>kazzさん
この魚が好きっていう人多いですねー。
頭骨の印象が「強そう」って・・・
わかりやすいからなんですかねぇ?

サメ好きな人はこの魚も好きなんじゃないかなぁ
(*^-^*)

フィギュア作りたいです。コレも・・・(笑)

そうた さんのコメント...

強そう!カッコいいですよね〜。でも、海の中にいたら恐ろしいです〜。

たろ さんのコメント...

>そうたさん
古代の魚の中でダントツ人気があります。
やっぱりカッコイイですからね。
でも、生きてる時に出会いたくないですよね(^_^;)