2013/04/07

今週の「化石水族館」4/7〜



















プテラスピス
学名:Pteraspis sp.
無顎上綱 翼甲綱 翼甲目 体長20-25cm

魚類は海(塩水)で生まれたので、
そのままでは河(淡水)に棲むことはできません。
塩分濃度がちがうので、海の生物が河にはいると
体がふくらんで破裂してしまいます。
プテラスピスは、腎臓を発達させて最初に河に進出した魚類でした。
体に入った余分な水を
血液から絞り出すことができるようになったのです。

当時の海は、オウムガイなどの魚類の天敵も多く、
河という新しい環境は魅力的な新天地だったのかもしれません。

スマートな流線型の体は、
かなり自由に泳ぎ回ることができたと考えられています。
それは流れの速い河に適応した結果なのでしょうね。

2 件のコメント:

kazz さんのコメント...

我々の体に腎臓があるのもこのお魚のおかげなんですね。
よくぞ海から川へ進出したっ!エライ!!
このお魚も昔馴染みのお魚ですよね。
ホント食べても美味しくなさそうです。(笑)

たろ さんのコメント...

>kazzさん
腎臓を発明した生き物です(笑)
そう考えるとなんだか神さまみたいですねー(^^;
まだ、手はおろか、胸ビレさえまだないのに(笑)

この魚も有名ですよね。
ボクもずいぶん昔から好きで、
名前で覚えている魚です。

食べることができたとしたら・・・
どんな味なんでしょうか?(笑)